保護者の方からのよくある悩み相談にどう答える!?気になる悩み3選と回答例

保育

4月の入園や進級は、どんな子がクラスに来るのか…
保護者の方はどんな方なのかいろいろと先生も不安になることがあると思います。

まだ信頼関係も薄い中でのコミュニケーションは、これからいい関係が築けるかどうか左右されていくポイントのひとつとなります。
相手のことがわからないときだからこそ慎重に丁寧に関わっていく必要があります。

今回は、よくあるお悩みにどう答えていくか一緒に考えていきたいと思います。
参考になると嬉しいです。^^


まだ、新学期が始まってから間もない時期ということでお話させていきますのでご了承ください。

なぜ悩みがあるのか

そもそもなのですが、なぜ保護者の方が先生に悩みを相談するのか考えて見ましょう。
それは、園の中のことは保護者の方は分からないですし、子どもが教えてくれることは
断片的なことが多いのでそれを聞いてさらに不安になることもあります。

また、保護者の方は、自分の子しか見ていないのでクラス全体の様子が分かる
先生の話は聞きたいと思う方がほとんどだと思います。

そして大切なのが、親は子どものことが大好きです。
そんな大好きな存在だからこそ心配になったり、不安になるということを頭に置いておくと、
話し方も違って来ると思います。

園側も「子どものことを想っている」という気持ちで話して見てください。^^
それでは例文も交えながら多い悩みを紹介していきたいと思います。

ケース①友だちが意地悪をしてくる

これは、誰もが受ける悩みではないでしょうか。
これを言われると、何年も働いているHana先生もドキッとしてしまいます。まずは事実確認から。

先生から相手の子が本当に意地悪しているように見えてもそれをそのまま伝えるのはダメです。
それを伝えられた保護者の方は、「やっぱりあの子は意地悪する子なんだ」と、レッテルが貼られてしまうからです。

子どもへの対応

子どもには必ず理由がありますのでそれをまず探ってみましょう。

・一緒に遊びたくてちょっかいをかける
・相手の気を引くためにやっている
・遊びの延長である

など…
3歳くらいならば、まだ自分の気持ちが有線で、欲求だけで行動しがちです。
相手の気持ちが想像できないことが原因なことが多いので、大人が間に入ってお互いの気持ちを代弁するようにしましょう。

保護者の方への伝え方

そうだったんですね。心配をおかけして申し訳ありません。◯◯ちゃんが気になっていて、
一緒に遊びたいようなのですがうまく誘えないようで、気を引くためにやっているように感じます。

でも◯◯ちゃんが嫌がっているのはいけないと思いますので、
どう誘ったら◯◯ちゃんが嬉しいか△△くんに伝えていきたいと思います。

◯◯ちゃんにも△△くんの気持ちを伝えていきますね。
2人にお話して、少し様子を見ようと思いますのでまた変わったことがあれば教えてください

POINT

伝えた後に、必ずその後2人が園でどうか追って話すようにしてください。

保護者の方は、言って終わりではなくどうなったのか気になっていると思いますので、報告するようにしましょう。

ケース②練習を嫌がる

行事が近づいてくると、先生も気合が入り、練習の毎日…なてことも少なくないかと思います。
そんな時に、「練習を嫌がっているんです…」と、連絡を受けることも。
先生だって自由に遊ばせてあげたい!と、思いながらも行事に向けて取り組みをしないと…
と、いうときの対応を考えてきたいと思います。

子どもへの対応

まずは何が嫌なのか聞いて見ましょう。踊るのが嫌なのか、楽器を行うのが嫌なのか、見られるのが嫌のか…
理由が分かれば対応を考えていくことができます。
練習をするのが嫌な子が多いように思うので、今回はその対応法をに焦点を向けてみます。

まず、無理に練習に参加する必要なないです。
練習を嫌がるような子には、周りをよく見ていて敏感な子が多い気がします。
練習しないと、できなくなってしまう…と、思うかもしれませんが、そんなことはなく
見学という形でも見て吸収することができます。

楽しそうに練習したり、お客さんとして見て見ることでお家の人が見にくるというイメージもできますので、
やる気になるかもしれません。気長に待って見ましょう。^^

保護者の方への伝え

このような対応をとる際には、保護者の方に確認をとってみましょう。
勝手に行うと、「うちの子が練習に参加させてもらえていない」と、捉える方もいるかもしれないので、
話して見るほうがよいでしょう。

◯◯くんの練習を嫌がる件なのですが、本人に何が嫌なのか確認したところ、踊るのが嫌だそうです。

ちょこっと、見学という形で様子を見て行こうと思うのですがどうですか?

頑張るお友だちの姿を見て、◯◯くんもやる気になってくれるかもしれません。

一緒に踊らなくても、見て参加という形で声かけもしていくつもりです。

(保護者の方が大丈夫そうなら)では、また様子を見て報告させていただきますね。

家でも変わったことがあれば教えてください。

◯◯くんの練習を嫌がる件なのですが、本人に何が嫌なのか確認したところ、踊るのが嫌だそうです。
ちょこっと、見学という形で様子を見て行こうと思うのですがどうですか?
頑張るお友だちの姿を見て、◯◯くんもやる気になってくれるかもしれません。

一緒に踊らなくても、見て参加という形で声かけもしていくつもりです。
(保護者の方が大丈夫そうなら)では、また様子を見て報告させていただきますね。
家でも変わったことがあれば教えてください。

と、ここでも今後の姿について報告するようにしましょう。
大切なのは、無理やり踊るのではなく、本人が楽しい、やりきったと、思えるように対応をしていくことです。^^
そこを意識するだけであなた自身も変わってくると思いますよ♩

ケース③発達についての相談

発達についての相談は、保護者の方も勇気を出して相談していると思いますので気軽に答えるのはやめましょう。
そして、その子の発達が周りの子に比べて遅い場合は、少しづつでも様子を伝えていくチャンスでもあります。

慎重になりつつも、保護者の気持ちに寄り添うことが大切となってきます。
まずは、保護者の方の相談をよくききましょう。
相談内容をきいて園での子どもの様子をよく観察していきます。

保育士は、お医者さんではないので発達の診断はしてはいけません。

保護者の方が心配している姿と照らし合わせながら普段の姿を詳しく伝えていきます。

例1:◯◯くんの件ですが、園では遊びが終わり片付けをするときに

切り替えができずに遊び続けていることがあります。

なので、片付ける15分ほど前から、遊ぶのが終わりでもうすぐ片付けるよということを伝えている状態です。

事前に知らせていると、気持ちの準備ができるようで片付けることができます。

遊びの他にも熱中しているとなかなか他の情報が入りづらいように感じます。

例2:製作では、見本を見せたり、作り方を説明しているのですが、

いざ、みんなが作り出すと、どう作っていいかわからないようで止まっています。

側に行って、手順を一つづつ一緒に作っていくと楽しそうに製作をすることができますが、

全体の指示だけではどうしていいか困っているように感じます。

例1:◯◯くんの件ですが、園では遊びが終わり片付けをするときに、切り替えができずに遊び続けていることがあります。
なので、片付ける15分ほど前から、遊ぶのが終わりでもうすぐ片付けるよということを伝えている状態です。
事前に知らせていると、気持ちの準備ができるようで片付けることができます。
遊びの他にも熱中しているとなかなか他の情報が入りづらいように感じます。

例2:製作では、見本を見せたり、作り方を説明しているのですが、
いざ、みんなが作り出すと、どう作っていいかわからないようで止まっています。
側に行って、手順を一つづつ一緒に作っていくと楽しそうに製作をすることができますが、
全体の指示だけではどうしていいか困っているように感じます。
などと、できないことや苦手なことを伝えるだけでなく、どう対応しているかも一緒に伝えていくことで、
見てくれているということも伝わりますので意識して話してみてください。

まとめ

相談があって、先生自身も「気になる子」だと思っていても困った行動があったからといって「発達障害だから」と、決めつけず、子どもが過ごしやすく安心して生活できる環境を作れるように保護者の方と話をしましょう。

今回紹介した相談内容はほんの少しです。
相談を受けるということは、信頼関係がないとできません。

子どものために…と、思って対応する姿はきっと伝わるでしょう。
そして、悩んでいる保護者の方の気持ちに寄り添って丁寧に対応しましょう。

困ったとき、悩むときはあなた自身も成長するチャンスです。たくさんの経験を積んでいきましょう。^^

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