イヤイヤ期とは?子どもの中で何が起きているか知ろう!

保育

今回は、子育て中の方や子育て経験のない先生にも「イヤイヤ期」ってどんな時期なのか、
なぜそんなことが起きるのか?について解説していこうと思います。

Hana先生も子育てする前には「イヤイヤ期」聞いたことはあるけど・・・という程度でしたが、
子育てをしていく中で色々調べていくうちに「子どもの中でそんなことが起きているのか・・・」と、
ちょこっとだけ、ゆとりを持って子どもに接すつことができるようになった気がします。

子どもにとっては、とても大切な時期です。
「困った行動」もこれを読めば、きっと見方が変わってくるはずです!

イヤイヤ期とは?

赤ちゃんの頃は、自分の体や他人の体も区別がついていなかった赤ちゃんが、1才半を過ぎたあたりから
「ぼくはぼく」という「自分」を発見します。
歩けるようになったりと運動機能も高まり、自分でできることが増えて嬉しくてたまりません。

「自分で」という気持ちが大きく、できることも増えて嬉しい反面、できないこともあったり、
大人から「ダメ」と、止められてしまうのですが、まだ「ダメ」の理由がわからずに
泣いて伝えようとすることが多くなるので大人からは「困った」が多くなってしまうのです。

しかし、子どもが自分と出会うとても大切な時期です。
「自我」の芽生えで、自分で人生を歩み始める第一歩なのです。

わがままな行動も、「自分」を作っている途中なのだと、理解してあげましょう。

イヤイヤするのは心が健康に成長した証拠

乳幼児に、十分に甘えることができると、人を信頼する感覚を開花させます。
これを「基本的信頼の感覚」と、呼んでいます。

基本的信頼の感覚は、3才頃になると、貸したら返してもらえる 困っても誰かが助けてくれる
など、さまざまな感覚へと育っていきます。

基本的な侵害の感覚が培われると、これを土台にして次のステップである
「自分のことは自分で」という気持ちが出てきます。これがイヤイヤ期ですね。

子どものイヤイヤが激しいと、いままで甘やかし過ぎたのでは・・・と、
心配になる方もいるかと思いますが、イヤイヤ期に入ったということは、
子どもの心がしっかりと成長している証拠。

甘やかしたからこそ、この子は自分のことを
自分で決められるようになったと、自分の育児を褒めてあげましょう!

「ダメ」と叱るのは3つだけ!

ダメなことは叱ららないと、わがままになってしまう!と、思い、1日中ガミガミと注意していませんか?
ダメ!と、いうのは3つだけで大丈夫!

あまり、言い過ぎてしまうと、ただ怒られていると思ってしまい、
本当に注意していることが入っていいかなくなることもあるかもしれません。

「ここは絶対に守る!」ということだけおさえて声をかけるようにしていきましょう。

ダメ!と叱るべき3つのこと
・危険なことをしていたとき
・人を傷つけたとき
・人に迷惑をかけたとき です。

順番に見ていきましょう。

①危険なことをしたとき

Hana先生の子どもはよくコンセントに繋ぎたくて何回もトライしていました・・・
このように、小さい子は何が危険なのか分かっていないので、その都度「ダメ!」と、伝えて行きます。

道路を歩くときは手を繋ぐ、スプーンや歯ブラシを口に入れたまま歩かないなど
その度に何度もしっかりと伝えるようにしましょう。

一方で、高いところに上ろうとするなど自分の力を試したい気持ちからくる行動はむやみに阻止をすることなく
いつでに助けられる態勢を整えながら見守ることも必要です。

②人を傷つけることをしたとき

相手の心や体に傷をつけることがあるときには「ダメ!」と、注意するべきですね。
貸して欲しいおもちゃがあったりしても、まだまだ口でうまく伝えることができずに
噛んでしまったり、手が出てしまうこともあるかもしれませんが、
どのように言葉で言えばいいのかその都度伝えて行くことでだんだん自分から言えるようになっていきます。

③人に迷惑をかけたとき

人の多いところでは走らないようにする病院などの施設の中で騒がないなど、社会の中ではいろいろなルールがあります。

社会のルールは3才頃から少しずつ理解ができるのでその頃からぜひ教えるべき必要なルールです。

声かけのポイント

なるべく簡潔に

なんでダメなのか説明したくなりますが、あまりいろいろと言われても子どものなかには入っていきません。
簡潔に情報を入れるようにしましょう。

その場ですぐに注意を

外で遊んでいたときのことを家に帰ってきてから注意しても子供は覚えていません。
いけないことをしていたら、その場ですぐに注意するようにしましょう。

ブレない

今日は注意したけど、昨日は注意しなかったということがないように
ダメなところはいつもダメだと統一するようにしましょう。
バラバラだと、何がダメで何がいいのか子どもも混乱してしまいます。

まとめ

1才から3才は赤ちゃんから子どもへと目覚ましく成長する時期です。
歩けるようになったり、コミュニケーションが取れるようになったりと
楽しい反面自己主張をしてママやパパが大変な時期でもあります。

その自己主張は心の成長の現れです。

たくさん甘えられたからこそ次のステージへと進むことができているのです。
苦しくなったら、少しでも一人の時間を持つようにしたり、周囲に甘えたりとママパパの心が健康も大切です。

イヤイヤ期はその子らしさが現れる時期でです。
なんでイヤイヤしているのか知ると、少し子育ても楽になるかもしれませんね^^

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