1番になりたがる子の心理と対応法5選!

保育

クラス運営をしていると、1番にこだわっている子の対応に困ることはありませんか?
1番にこだわる子は珍しくないものの、毎回小さなトラブルとなったりと
先生自身ももどう声をかけたら…と思いますよね。

1番になりたがる子、たくさん見てきました。^^
どんな対応をしていくと、その子も周りの子も気持ちよく活動できるのか一緒に考えていきたいと思います。

1番にこだわる理由とは?

1番だと、待つことなく活動や遊びができたり、選ぶものがあれば自分で好きなものが選べるということもあるかと思いますが、
1番を好む子は、「1番になったときに凄く褒めてもらえて嬉しかった」など、いい記憶が残っているというのも強いかもしれません。

または、「友だちが1番で褒めてもらっていて羨ましい」など、1位は「すごい」という
イメージができてしまっているかもしれませんね。

それと、1番にこだわる子は、1番以外を想像しにくい可能性があります。
1番だと「すごい」と、褒めてもらえることをイメージできても、1番以外の自分は想像しにくいのです。
なので、わかりやすくいつも1番にこだわってしまっている場合があります。 

1番でなくても安心して過ごすことができるようにするにはどうすればいいでしょうか。

1番でなくても大丈夫なことを伝えていく

配布物などは全員分あることを伝えて、1番でなくてもみんなん貰えることを念押しして
安心して取りに来られるようにしていくと急いで取りにくるということがなくなるかもしれませんね。

1番になれなくても認めていく

1番がいいと思っている子にとって、1番になれなかったときはどうしていいかわからず泣いて怒ってしまうこともあります。
そんなときは、できていることを認めていきましょう。

例えば、リレーで1番になれなかったとしても、「前よりも走るの早かったよ!」「話を聞く姿がかっこいい」
など、1番になれなくても満たされるようにしていきましょう。

別の1番を伝えていくのもいいですね。

例えば…

・1番丁寧にやっていた
・1番最後まで話を聞いていた
・1番きれいにお皿をピカピカにしていた(給食)

など、早いだけが1番ではないことを伝えていくのも効果的です。

みんなが1番になれる遊びをする

サーキット遊びなど、一人ずつ行う活動を作り、みんなが1番にすることで
普段控えめで1番になりたいけど言えない子にも1番を経験することができます。

一人一人の思いが満たされるように工夫していきましょう。

得意なことを活かす

1番というこだわりがある子は、1番になることで心の安定をはかっています。
なので、全部を取り上げないようにして、得意なことを役割として残してあげるようにしましょう。

例えば、足が速い子には戸外遊びなどで
「足が速いから、遠くにあるおもちゃ急いでとってきてくれる!?」
「◯◯ちゃん忘れ物しちゃったから届けてあげて!」

など、自分の得なことが、人の役に立つということで1番でなくても注目される経験をさせてあげましょう。

他の子にも同じ思いがあることを伝える

1番になりたい子は、自分がそう思うと同時に、相手にも同じ気持ちがあることを伝えていきましょう。

でも、1番になれずに癇癪を起こしているときに伝えるのではなく、
クールダウンしてからゆっくり丁寧にいうことを意識してください。^^

怒っているときは、火に油を注ぐように逆効果になってしまうことがありますので気をつけましょう。

まとめ

1番になりたがるという姿は、珍しい姿ではなく、3歳頃にはよくある姿です。
見通しを持てずに1位になりたがるということが多いと思うので子どもたちが安心して先をイメージできるような声かけをしてくと
1番でなくても安心して過ごすことができるようになるかもしれませんね。

急にいろいろと声をかけてしまうと、子どもも処理できなく混乱してしまうので少しづつ声をかけていき、
子どもの気持ちを大切にしながら小さなことから行動に移していきましょう。

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