失敗を気にして1人で行動できない子への対応

保育

Hana先生の受け持った子でも製作などで失敗を気にしてなかなか作りはじめられなかったり、
不安そうに何度も確認する子がいました。
見ていると、できない訳ではなさそうですが、自分に自信がないように感じます。

そんなときに、安心して活動に取り組むにはどうしたらいいのか一緒に考えていきたいと思います。

どうして不安そうにしているのか

これは最近、特に多くなっている問題の一つです。失敗すると、親や先生から怒られるから?と、
考えがちですが、むしろ最近の教育現場や家庭では優しく接することの方が多いように感じます。

原因の一つとして、少子化が挙げられます。
子どもの人数が減り、子ども一人に向けられる大人の目が増えた分、「見られている」と感じ、
社会全体が子どもに対して過剰に反応してしまうという状態になっています。

子ども自身の問題としては「間違えたらどうしよう」「うまくできなかったらどうしよう」と、
他の人からの評価を気にして、優れているということに価値を感じる場合もありますね。

そんな場合はどんな対応をとっていくといいでしょうか。

大切なのは、失敗しないことではありません。
失敗したときに、どうするとよかったのか次に向けて考えられるようにすることです。

対応①子どもの気持ちを大切にしていく

保育者側から見ると、製作など時間内に終わらせるように声をかけたり
手助けをしてしまうことがあると思いますが、この方法ではその場では解決できるものの、
根本的な解決にはなっていないので、本人が「楽しい」「このを作りたい」と思って声かけや援助をすることが大切になってきます。

描きたいもの、作りたいものがはっきり決まっていなかったり、イメージできていないと
始めることができないので、その場合にはテーマとなっている本を一緒に見たり、
その子が「これを作りたい!』と、思えるような援助をしていく必要があります。

時間内に収まらないようなら、自由遊びで1対1でゆっくり関わっていくのもアイディアも出やすくいいかもしれませんね。^^

対応②失敗しても責めない

当たり前のことかもしれませんが、子どもが思ったものと違うものができてしまって
落ち込んでいたり、何かができなかったとしても、大人も一緒に残念がってしまうと
子どもも「これは失敗だったんだ」と、思ってしまいます。

失敗をしたことで、「恥ずかしい」「できなかった」を経験することが悪いことではありません。
成長にとってとても大切な感情です。過度に失敗を恐れないためにも
失敗しても、「まあこんな時もある」と、思えるようにしたいものですよね。

できなかったことに目を向けるのではなく、小さなことでもできたことに目を向けて認めていくようにしましょう。

褒めてもらえると、「よし、次も頑張ろう」と、思えることができますね^^

対応③成功体験を増やしていく

「失敗しても大丈だよ」と、伝えていっても失敗したくないと思うのは子どもも同じです。
そんなときには、小さなことからチャレンジしていき成功体験をたくさんしていきましょう。

成功体験を繰り返していくことで、喜びや、自信がついていき自己肯定感が高まっていきます。

大人でも新しいことに挑戦することは勇気がいることですよね。
子どもたちも相当なエネルギーを使って挑戦していると思うので応援していきましょう!!!

まとめ

子どもは、未知の体験が多く、挑戦するのが怖い場合があります。
未知の体験に足を踏み入れるのは、誰しも恐怖することです。
できたことをたくさん認めて、たくさん自信をつけてあげましょう。

成功体験は人を強くします。
小さい成功をたくさん経験させたげてくださいね。^^

今回の目的とは違いますが、失敗は成功の元です。
大人が気にしすぎてしまうと、子どもも気になってしまいますので大人にお願いしたいことは、
心配しすぎて先回りしてしまわないようにしましょう。

子どもたちの力を信じて待つということも大切です。
いいバランスを保ちながら、子どもたちの挑戦を応援していきましょうね♩

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