異年齢保育・縦割り保育を取り入れている園も多いのではないでしょうか。
異年齢で関わることによって、どんなメリットがあるのでしょうか?
そして、保育歴が10年のHana先生が見てきた盛り上がる遊びも紹介していきます!
異年齢保育とは?
乳幼児、さまざまな年齢での交流を楽しむことを「異年齢保育」と、言います。
取り組み方は、園によって違うと思いますが、Hana先生の園では、毎週決まった曜日に、年長が年下の子を迎えにきて、
各部屋で遊ぶという活動を行ってきました。
最近は、少子化の影響や、公園え遊ぶ機会が減っていることもあり、
異年齢の関わりっが減っているように感じます。
そのため、意図的に異年齢での時間を設けることによって、育ちあうことができるのです。
どんな力が身につくのか次の項目でみていきましょう。
異年齢保育のメリット
①交流の幅が広がる
普段は関わることのない学年と、遊んだ利活動することによって、お互いの関係はもちろん
お互いの友だちまで交流が広がる場合があります。
年齢が違う子と、関わることで新しい遊びにチャレンジしたり、行動の幅も広がることでしょう。
②思いやりが育つ
この頃の1歳、2歳の差はとても大きくできること・できないことの差があります。
そのため、年上の子は、下の子を見て「できないから手伝ってあげよう」「教えてあげよう」
と、自発的に動く姿が見られます。
「下の子のお世話をしてあげてね」と、声をかけることもありますが、
様子を見ていると、子どもたちは大人が思っている以上に「助けてあげないと」という気持ちが働いて、お世話をしてくれています。
下の子は、お世話をしてくれるという経験から、自分も大きくなったときに同じことをするようになるのです^^
思いやりが、思いやりを生む。育ちあうことができます。^^
③社会性・協調性が育つ
お互いに、年齢が違うということが理解できると、「一緒に遊ぶにはどうすればいいか」「これは好きかな」と、
相手のことを知るきっかけがたくさんできます。
相手のことを考えて行動できることで社会性を身につけることができます。
異年齢保育のデメリット
たくさんのメリットがある異年齢保育ですが、デメリットには何があるのでしょうか。
①安全面に気をつけなければいけない
安全面に気をつけなければいけないのは普段からそうですが、年齢が違う子が同じ部屋で過ごすことによって、
例えば遊びだと身体の大きさが違うのでぶつかったりするとけがにつながります。
そんなことを想定して環境設定をする必要があります。
使用する道具にも、小さい子だとハサミなど自由に使えるような活動を控えたりと
活動に制限がかかるのもデメリットになりますね。
②活動が制限される
1にも少し書いたように、安全面や、理解力の面で活動が制限されます。
しかし、「下の子はルールがわからないから…」と、思っても案外大きい子に合わせて
喜んだり、悔しがったり、大人が思う以上に楽しんでいる様子があるのでやってみるのもいいかもしれませんね。
安全面が確保できて、「でも、できないかな」と、諦めるより
できるような方法を考えていくのが異年齢保育では大切だと思います。^^
③トラブルが起こりやすい
力の加減や、理解力が異なることでのトラブルがあることは想定しておきましょう。
ペアを組む機会があるなら、面倒見がいい子と、少し大変な子など、バランスよくペアを組むのが大切になっていきます。
異年齢保育のねらい
・子ども同士の関わりの幅を広げていく
・下の子のお世話を通して、思いやりの心を育む
・年齢の違う子との関わりを通して、どうしたら一緒に遊べるか考えるようになる
年齢の枠を超えて共に学び合い、成長していくことです。
そんなことができるような活動を取り入れていきたいですね。
遊びの例
猛獣狩りにいこうよ♩
「猛獣狩りに行こうよ♩」という掛け声から始まり、先生が「トラ!」と言ったらトラは2文字なので2人組を作って座ります。
「うさぎ」なら3文字なので3人組を作って座ります。
年長の子が理解して、年下の子を引っ張って行ってくれるので、どの年齢も楽しめると思います^^
はないちもんめ
「あの子がほしい♩」「あの子じゃわからん♩」でおなじみの伝承遊びです。
友だちの名前を呼び合うので、異年齢でも名前を覚えられるきっかけになるかと思います^^
まとめ
異年齢保育は、準備や環境設定など大変なことが多くありますが、
それ以上に学べること・感じることが多いです。
活動を考えるときには、安全面に気をつけて、ねらいに合う活動を取り入れているかを考えてみましょう。
指示するするばかりではなく、子どもたちがどんな働きかけをしていくのか先生自身も楽しみながら活動に参加してくださいね♩
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