思いやりのある子に育ってほしい
賢い子になってほしいと、
願う保護者の方はたくさんいると思います。
私も子育てをしていて「こんな子になってほしい」と、毎日の言動に気をつけたり、
子どもの行動に一喜一憂したりという場面が多くあります。
大切に思うからこそ、こんな子になってほしいと思うのは当然ですね。
では、どこから子どもたちの性格が決まってくるのでしょうか?
どんなことが性格に影響することを紹介していきたいと思います。
いつまでに性格が決まるのか?
土台は大体、3歳くらいまでに形成されると言われています。
そして10歳くらいまでには確定するでしょう。
「三つ子の魂百まで」ということわざがありますがその通りですね。
人との関係性が影響する性格と、生まれ持った性格の個人差の「気質」によって決まってくるのです。
性格はどう決まるのか?
性格はどう決まるのか?
先ほども話したように、生まれ持った性格の気質とをベースに、
関わった人や環境によって性格が作られます。
子どもにとって最も身近な存在は家族です。
生まれてはじめて出会う家族、親の影響はとても大きくなります。
3歳までにどう関わるかで子どもの性格が左右されるので
親にとっては毎日の行動が重要となっていきます。
やってしまいがちな関わり4つ
次に、親が子どもに求めすぎるあまりにやってしまいがちな関わり方を紹介していきます。
①支配しようとする
自分の希望通りに動かそうとしたり、感情をコントロールしたりすると、
子どもの成長や自己肯定感を阻害し、所有物として扱ってしまう例もよく見かけます。
子どもは親の所有物ではなく、1人の人間です。
コントロールしてしまいそうになったときには
自分の問題なのか子どもの問題なのか考える必要があります。
支配しすぎると、「いい子」になりますが、
自分で何かをしようとする自発性が乏しい子になってしまいます。
②なんでも言うことをきく
子どもの望んでいることを何でも叶えてあげようとする服従タイプは、
何でも言うことを聞いてもらえると思ってしまうので我慢ができなかったり、
何でも許してもらえると勘違いをしてしまう子になってしまいます。
家庭の中で小さな暴君になり、そのうち幼稚園や小学校で
順番を守る、ルールを守ると言うことができずにトラブルになることが増えるでしょう。
③相手にしない
仕事や、家事が忙しかったりと、構われずに育った子は劣等感の強い性格になり、
自分を大切にするということができなくなります。
他人や兄弟と比べると言うのもよくありません。
その子自身をしっかりみてあげてください。
下の子が生まれても「お兄ちゃん」になってしまったわけではありませんので
下の子と同じように「子ども」として扱ってあげてくださいね。
④保護しすぎる
大切に思うがあまり、いつまでも食べさせてあげたり、危険がないように守りすぎたり‥は、
「子どものためを思っての行動」ですが、できることを親がやってしまったり、
新しいことに挑戦させないことは「保護」のしすぎです。
何でも決めてもらってきた子は、自分で判断できない子になるでしょう。
どんな関わり方がいいのか?
保護しすぎても、放任しすぎてもだめ‥
じゃあ、どう関わればいいの?と、困ってしまいますよね。
大切なのはバランスです。
こうでなければいけないという理想は存在しません。
誰もが完璧な親にはなれませんし、その必要もないのです。
先ほど挙げた4つの関わり方をバランスよく取り入れ、その根底には愛情があれば
子どもの性格を心配する必要はありません。
ときには強い口調になってしまったり、わがままを聞くことも、
忙しくて構えないこともあるかもしれません。
それでも、あなたを大切に思う気持ちがあり、子どもを受け入れようとする気持ちが大切なのです。
まとめ
子どもの性格は一人一人違い、個性があります。
これが正解だと言うことはありませんので、大切なのは
子どもを想う気持ち、子どもがのびのびできる雰囲気を作ることです。
「自分が愛されている」と、思い自然体でいられる場所が必要です。
家庭がそんな場所であればそんな幸せなことありません。
この記事を見てくださっている時点で
あなたは子どものことを大切に想う気持ちが強いでしょう。
自信を持って、たまには息抜きをしながら子育てをしていきましょうね。
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