子どもがママパパを叩く!本当の気持ちを見つけるヒント

育児

家でママパパを叩いてくるんです・・
園ではどうですか?
と、保護者の方からよく相談されます。

多くは場合は家だけでのことが多いのですが
ママパパからしたら、子どもの力とはいえ結構痛いですし、できればやめてほしいですよね。

今回は、なぜ子どもがママパパを叩くのか、その理由と、対処法について
現役保育士Hana先生が解説していきたいと思います。

イライラしてしまう

「叩かれて怒ってしまいます・・」

叩かれてイラっとしてしまうのは当然です。
大人でも叩かれると痛いですから・・

しかし、子どもが叩いてしまう理由を理解しているかどうかによって、大人の感じ方や受け止め方も変わってくるのではないかと思います。

子どもが叩く理由とは?

子どもが叩く理由とは?

言葉でうまく伝えられない

まだ小さいうちは、思いを言葉で伝えることができません。
怒りや悲しみ、〇〇してほしい!などの欲求を叩くという行動で表現している場合があります。

注意を引きたい

パパママ限定で叩いていくるということのほとんどの理由が
注目を集めたいということが多いように思います。

叩くと叱られると分かっていても、
それでも「見てほしい」という気持ちが、子どもにとってはとても大きいのです。

大人からすると「怒られるくらいなら、やらなければいいのに」と思ってしまいますが、
たとえ叱られる形であっても、自分を見てくれることが嬉しい・・

それが、子どもたちの素直な気持ちなのかもしれません。

遊びの一環だと思っている

子どもは、まだ相手の気持ちを汲むことが苦手です。
なので「やめて!」という反応が叱られている・嫌がっていると思わず

遊んでいると思っていることもあります。
力加減もまだコントロールすることが難しいので悪げなく叩いてしまうことがあります。

叩いたらダメ!が効果のない理由

まず、子どもは叱られると注目してくれたという嬉しさもありますが、
なぜ叱られているのか分からず、「怒られた」という部分だけが残ってしまいます。

理由がわかっていないのに叱っても意味がありません。
何がダメなのか、どうすればいいのかまで伝えないと分からない場合があります。

叩いてくる理由をきちんと理解したうえで解決策を考えないと、本当の意味で問題が解消されないこともあります。

叩かなくてもよくなる方法

言葉でうまく伝えられない場合は、「もっと遊びたかったね」「お腹すいたね」
と、子どもの気持ちを汲み取って代弁するようにしましょう。

それを続けてくことで、気持ちと言葉がつながっていき
成長とともに言葉で伝えられるようになります。

難しいのは、「注意を引きたい」場合です。
十分に関わっているのに!どうすればいいの・・と悩むママパパも多いです。

しかし、厳しいことを言うと、十分に関わっていると思っているのは
大人だけかもしれないという場合があります。
大人にとっては十分に思えることでも、子どもにとってはまだ物足りないのです。

子どもは約束をしっかり覚えているので
「あとで遊ぼうね」「これ終わったらね」の約束は必ず守るようにしましょう。

それと効果的なのは、「叩く」以外の方法を伝えることです。
「ママの肩をトントンってしてみて」と、
実際にトントン子どもがしたら、笑顔で「どうしたの?」と答えてください。

そうすることで、叩かなくてもママが自分を見てくれた、別の方法で叱られずに注意を引くことができた、と子どもが理解すれば、叩く行動は次第になくなっていきます。

まとめ

叩くということだけをみると、早くやめさせたい!と、思ってしまいますが、
その行為の裏側には何かあるのかを知ることで、子どもたちの気持ちに寄り添うことができます。

正しさを伝えることよりも、まずは気持ちに寄り添うことが、
人と心地よく関わる力につながっていきます。

表の事実だけでなく、隠れた気持ちを探るようにしましょう。

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