しっかり眠って生活リズムを整えよう

育児

園で子どもたちを見てると、しっかり睡眠をとれている子どもは日中に活動的に
遊ぶことができているのに対して、活動中に眠ってしまう子のお家の方に話を聞くと
夜遅くまで起きていることが多いように思います。

決まった時間に眠り、日中は元気に活動できる生活習慣が大事だと
わかっていても、なかなかできない現実に困っている方も多いようです。

「休日もできるだけ生活リズムを変えない」「食事の時間を統一する」など
すぐにできる方法を紹介していきたいと思います!

なぜ睡眠が大切なのか

子どもは寝ることによって、脳や体の発達、情緒の安定に欠かせないホルモンの分泌が促されることが
わかっています。また、日中の活動の質が高まり、活発的に行動することができます。

睡眠が十分でないと、身体が本来持っている能力を十分に発揮させることができずに、
日中も眠くなってしまったりと、十分に身体を動かすことができません。
また、情緒も安定しずに、落ち着きがなくなったり、イライラしたり、集中力にも欠けてしまいます。

いつ・どのくらい眠るのがベストなのか

睡眠中の成長ホルモンが分泌されるのは22時~深夜2時頃で、
この時間に眠りに入っていることがよいとされています。
特に乳幼児期は規則正しい睡眠をしっかりと取ることが重要です。
睡眠時間は10時間とることが望ましいとされていますが、この睡眠時間は、絶対に確保すべきものではありません。

一つの目安として生活リズムを考えていくといいでしょう。

睡眠の役割

睡眠には3の役割があります。
睡眠が子どもの脳に与える3つの役割をみていきましょう。

①記憶を整理する

人は眠っているときに眠りの浅いノンレム睡眠と、深い眠りのレム睡眠を繰り返しています。
ノンレム睡眠の時に不要な情報を削除していき、レム睡眠のときに必要な情報を脳に刻んでいきます。

レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返していくうちに、以前記憶されていた情報を結びtけてより
記憶が固定されやすくなっていくのです。

②脳や身体を休ませる

普段の生活を送るだけでも脳や体は疲れます。
特別勉強をした、激しい運動をしてないとしても脳や体は疲れるものなのでそれを休ませるためにも睡眠は大切です。

しっかり休むことができると、その日も活動的に動くことができますね。

③脳や身体を発達させる

先ほども紹介したように、睡眠は、心身の発達にも影響を与えています。
十分な睡眠を確保して、成長の妨げにならないようにしましょう。

睡眠のリズムを整える4つのコツ

早起きを心がける

早く寝ましょう!と、よく言われていますが、まずは「早起き」を目指しましょう。
決まった時間に起きて太陽を浴びると、身体はしっかりと目覚めます。

そして昼間に活動的に動くことができると、
自然と疲れがきて夜にぐっすり眠ることができます。

なんとなく、大人と一緒にテレビを見ていたりすると、眠れるタイミングを逃して寝るのが
遅くなってしまうので、大人も気をつけるようにしましょう!

遅寝遅起きに気をつけよう

先ほど、眠る時間は10時間がベストだと伝えましたが、
同じ10時間でも20時~6時と、23時~9時では、成長ホルモンがしっかり働きません。

遅寝遅起きでは、本来の身体の力を十分に発揮できないので、
早寝早起きを心がけましょう!

朝は明るく、夜は暗く

朝起きたら、カーテンを開けて太陽を浴びて、身体を起こしてあげましょう。
夜も、眠るときは暗くしていきましょう。
少しの灯りで、一緒に絵本を読んだりと、心を少し落ち着かせて眠る準備をしましょう。

それを日課にして行くと、自然と眠れる身体になって行くはずです。
いつまでも明るくしてると、脳がまだ日中だと勘違いしてしまうので寝る寸前にテレビやスマホを見せないようにしましょう。

食事の時間をずらさない

朝ごはん、昼ごはん、夜ごはんの時間を決めておくと、それに合わせて
お風呂に入ったり、寝る準備をすることができるので生活リズムが整いやすくなります。

まとめ

幼児期の睡眠は成長にとても大切です。
家庭の事情や、子どもの性格もあるので「絶対にこうしなければいけない」ということはありませんが
知っているか知っていいないかでは大きく違ってくるので、
できることから取り組んで、子どもの睡眠時間を十分にとっていき生活リズムを整えていけるようにしましょう^^

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