【新任向け】保護者相談のポイントとは?

保育

保育士になりたての方は、まだまだ仕事を覚えかけで保護者からの相談にどう対応していいのか迷うことが多いと思います。

子育て経験のない方も多いと思うので、ママやパパの気持ちがよくわからないことも。
もちろんHana先生もそうでした。
変なことを言って、ママやパパを傷つけないかな、と、気にしていました。

もしも、子育てのことで相談があったときに大切にしたいことを紹介していきたいと思います。

はじめに

これから、相談のポイントを紹介していきますが、どう答えていいかわからないこともあるかと思います。
そんなときには、子育て経験のある先生につなげたり、先輩先生に相談したりと一人で判断しないようにしましょう。

自分に相談してくれたから、答えないとと言う、気持ちもわかりますが、
1番大切なのは保護者の方の気持ちが落ち着ける、安心できること。
そんなことを大切にしながら、相談があったときに大切にしたいことや知っていて欲しいことを伝えていきたいと思います。

相談する保護者の特徴

子育てに熱心、前向き
子どものためだと、考えすぎてしまったり、育児書通りにやらないと・・・と、真面目な方が多いような気がします。

孤立している
実家が遠方で知り合いがいなかったり、すぐに話せる人がいないと孤立している子育てではなく、孤育て担っている可能性があります。

できないことばかり気になる
できることになかなか目がいかず、できないことばかりが気になり心配になっているという人もいます。

大人と同じ目線で考えてしまう
相手が子どもだと言うことを忘れて、大人と同じように考えてしまう方もいらっしゃいます。

親自身がその背景に抱えているものがある
幼少期も記憶など、自分がこうだったから・・・と、自分の子にも同じように考えてしまい
子どもの気持ちは後回しになっている可能性があります。

子ども自身が持っているものがある
特性や、障がいなどで周りの子と違うことがあり悩んでいる方も少なくありません。

相談を受けるときの基本姿勢

保護者からの思いや、考えを尊重してありのままを受け止めるようにし、
考えを押し付けずに、保護者が自ら選択できるように支援していくことが大切です。

保護者支援で気をつけたいポイント

①指導をしない
あくまでも相談にきているので、上からものを言うように指導をしないようにしましょう。
保育者という立場から、アドバイスや専門性を持って気持ちを受け止め、問題解決に向けての助言を行うようにしましょう。

②感情的にならない
保護者の方の話を全部鵜呑みにしていまい、感情的になるのはよくありません。
冷静に様々な観点から話すようにしてください。

③保護者を責めない
相談にくる方は育児に一生懸命な方が多いのです。
育児を否定するような言い方は避けるようにしましょう。

保護者対応でおさえておきたいこと

相談があったら、できるだけ早く行動に写せるようにしましょう。
先輩に相談するのも、家での様子を聞くにしても早めの方がいいです。
保護者の方もすぐに相談にきているわけではありません。
いろいろと悩んで、解決できずに相談にきていますので迅速に行動するようにしましょう。

不安で周りが見れなくなっていることが多く、子ども自身のできないところばかりが気になっていたり、
保護者の方自身も自分のせいでと、責めてしまっていることもあるので、関わり方や子ども自身の良いところを
積極的に伝えていくといいかと思います。

そして、何よりも大切なのが、保護者自身がその問題に気づいて自分で解決案を見出せるように話を進めていくようにしましょう。

自分の子の障がいを受け入れるまでには子ども自身が持っているものがある場合、保護者の方はなかなか受け入れることができません。
早く受け入れれば適切な療育が受けられるのに」と、思っていませんか?
経験が浅い頃はHana先生もそう思っていました。

でも、母になった今は、受け入れることができない気持ちが良くわかります。確かにそうなのですが、
自分の子が障がいだと受け入れるまでには相当な年月がかかるのです。

段階として5段階あり、受け入れるまでに6年ほどかかると言われているくらいです。

第一段階 避妊  我が子の障害を否認し受け入れることができない
第二段階 怒り  他人や運命に対して怒りがこみ上げてくる
第三段階 取引  神にもすがる思い
第四段階 抑うつ 気持ちが沈んで何もする気になれない
第五段階 受容  悲しみを感じながら最終的には障害を受け入れていく

解決策を急がずに、じっくり聴くことも大切です。
知っているか知っていいないかで聴く側の受け取り方も変わってきます。

まとめ

相談にくる保護者の方は子どもの幸せを願っており、一生懸命な方が多いのです。
保育士としての経験を生かして、保護者の方が自ら納得して解決策を探すことができるようにサポートしていくことが大切です。

もしも、先輩の先生に話が移ることがあっても、自分が何もできなかったと思わずに、
普段の子どもたちの様子を伝えていくことも保護者の方にとってはとても嬉しいことです。

自分のできることを見つけて、子どもたちのことを同じ気持ちで大切に思っているということを伝えていってくださいね^^

これを読んでくれたあなたも、とても熱心な方だと思います。
今日もお疲れ様でした。^^

 

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