私も一人の親として、子どもには幸せな人生を歩んで欲しいと思っています。
「三つ子の魂100まで」とあるように3歳までに人格や性格が形成され、
100歳までそれは変わらないと言われているくらい大切な時期です。
3歳までに育てていきたい力にはどのようなものがあるでしょうか。
0歳からできることを考えていきたいと思います。
自己肯定感を育てよう
最近は自己肯定感という言葉をよく耳にすることが多くなりました。
自己肯定感とはどんな力でしょうか。
自己肯定感とは、他者と比べることなくありのままの自分を好きになり、
自分自身の存在意義や価値を肯定できる感覚や心の状態のことを言います。
自分を大切な存在だと思えることで、失敗しても立ち上がったり、何かに挑戦したり、
ありのままの自分を受け入れて前に進むための大切な原動力となります。
幸せな将来を自分自身でつかむために必要な基礎の力です。
そんな心の安定はどのように育まれるのでしょうか。
親としてどう接していいか解説していきたいと思います。^^
3歳までに身に付けたい力
生まれてから3歳までは心の土台を育てる時期です。
自己肯定感がしっかり育まれた子は生活習慣が身についたり、少しの失敗でめげない心を持つことができます。
心の土台には3つの要素があります。
①自己肯定感
②アタッチメント
③非認知能力
この部分が成長していくことで、大人になったときにIQといった認知能力になっていきます。
少し詳しく見ていきましょう。
①自己肯定感
1歳を過ぎてくると、身の回りのことに興味を持ち出して、行動範囲も広がります。
いろいろ触るので「もう…」と、思うことも多くなってくるでしょう。
そしてやりたいことが上手くいかず、癇癪を起こすことも…
「魔の2歳児」という言葉がありますが、これがイヤイヤ期です。
共働きの家庭も増えて、なんでもやらせてあげるのは大変かもしれませんが、この時期に可能な限りやらせてあげてください。
これは「いや」という気持ちを受け止めていくことで、「自分の主張が通った」という感覚を味わうことで
自分で物事を決められるようになっていきます。
②アタッチメント(基本的信頼感)
アタッチとはピタッとくっつくことを意味し、ここでは「子どもが特定の人にだけ示す情緒的な結びつき」のことをさします。
生まれて間もない赤ちゃんは、自分の気持ちを、言葉で表すことができないので泣いて訴えます。
生きるために必死に訴えます。
「ミルクが欲しい」「抱っこして欲しい」などを泣いて訴えたときに
無条件で自分の希望に応えてくれ、愛される経験を通してアタッチメント(愛着)を形成していきます。
このアタッチメントが子どもの人格形成の基盤となります。
「いつでも助けてくれる」という経験が他者へ信頼に繋がっていきます。
③非認知能力
最近はよく耳にするようになってきましたね。非認知能力は難しい言葉位見えますが、
私たちの身近にある力で自然と使っています。
簡単に説明すると、数値で測ることのできない能力のことです。
例えば…
・「やってみよう」と意欲的に取り組む力
・発想力
・失敗しても気持ちをコントロールしたり、切り替えられる
・諦めずにやり抜こうとする
というような表面的には見えない力です。
非認知能力も3歳までに土台が作られると言われています。
とても大切な力ですが、学問で教えるのはとても難しい一方、親と安心できる関係を築くことでぐんと伸びるとされています。
夢中に遊ぶことのできる環境を作ってあげたあり、自分で選んで決める経験をたくさんさせてあげてください。
そして、成長を一緒に喜ぶことが大切です。
気をつけて欲しいのは、子どもの失敗を先回りして防ごうとしないようにしてください。
失敗は誰にでもあるもの。失敗することで、「こうすればよかったのか」と、気づきも生まれます。
子ども自身に考える機会をたくさん作ってあげてくださいね。
まとめ
0歳から3歳までの愛着形成は今後の人生が豊かになっていくかが決まるような大切な時期です。
木の根っこが力強く生えていれば、少しの失敗でも折れることはありません。
心も同じです。丈夫な心を育て、自分を大切にできるよう親ができることは、
たくさんの愛情を注ぐことです。
それと、何かに取り組んだときに、結果だけを評価するのではなく、その過程を認めるようにしてください。
そうしていくと、次に失敗しても子ども自身が否定的に感じることはないでしょう。
子どもと一緒に成長を喜び、楽しんでくださいね。
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