実習中に1番苦戦すると言っても過言ではないのが
実習記録ですよね。
Hana先生も学生時代はとっても苦労しました。(泣)
当時は、意味が分からずなんとなく書いていたこともあるので
そんな経験から実習記録にはどんなことを書いたらいいのか
本文で伝えていきたいと思います。
実習記録を書く意味とは?
昼の実習でくたくたなのにさらに記録…
うんざりですね…
でも、記録を書くのは自分のためです!
就職したらすぐにクラス担任を持つ方もいるでしょう。
そうなると、お手紙や、連絡ノートなど伝える力や、普段の保育で
何をねらいにして活動するのか、どんな流れにして行くかを考えるのに
きっと役立つことと思います。
未来の自分のためにも丁寧に記録を書くようにしましょう。
ねらいとは?
の先生に活動のねらいを事前に聞いておきましょう。
事前に聞くことで、活動の見方が変わってくるからです。
ねらいが見えてくると、
記録の中でも1番と言っていいくらいに重要になってくるのが「ねらい」です。
実習生さんの中でも「どうしてこの活動をやろうと思ったの?」と聞いても
いまいちピンとこない子が多くいるように思います。
この活動をすることによって、子どもたちにどんな力をつけたいのか、どんなことを大切にしているのかが決まってきます。
例えば、活動が「新聞遊び」だとすると、
①感覚や音を楽しむ②想像力を培う では、活動や準備するものが変わってきます。
①では新聞そのものを破ったり、丸めたりと変化を気づかせるように進めて行くことに対し、
②ではテープやクレヨンなど別の道具を用いて作品を作っていけるよう活動を進めていきます。
このように、ねらいが変わってくると、活動の進め方や、準備するものも違ってくるので
ねらいを決めてから活動の内容に入るようにしましょう。
担任の先生がすすめる活動にねらいを書く場合は事前に
ねらいを聞いておきましょう。
事前に聞くことで先生がねらいを実現するためにどんな声かけや働きかけをするのか
明確になるからです。記録も書きやすくなるでしょう。
環境構成
環境構成とは、活動をするにあたりどうしたらスムーズに活動をできるかや、
子どもたちが動きやすいかを考える項目です。
例えば、「みんなで大きなお芋を絵の具でかこう!」という活動なのに、
机がそのままでは描きにくいですよね?
その場合は、机を部屋の隅に寄せたり、子どもたちが使いやすいように絵の具を配置したりという準備が必要になってくると思います。
図を用いりながら簡潔に書くようにしましょう。
図を書く際は、定規を使うようにしてください。
子どもの活動
子どもたちがどのような活動をしたのか記入していきます。
朝の会、体操、活動、給食、外遊び…など、時間も一緒に記録して行くと
流れがつかめます。
かくときに、より具体的に子どもの活動を書いて行くと、
次に説明する、保育者の働きが詳しくかけるようになると思います。
全体の呼びかけでは動けない子もいるので、そのような子に対して
保育者がどんなアプローチをして行くのかも書けるとより、内容が濃くなって行くと思うのでメモしておきましょう。
例)製作をやろうとしない子がいる 例)椅子に座れない子がいる
保育者の働きかけ
保育者は、子どもたちに声をかける際に様々は声かけをしています。
その声かけの中にどんな意図があるのか考えながらみると、
勉強になると思います。
そして子どもたちは十人十色です。
この子には、この声かけでわかってくれても全員に通じるというわけではありません。
どのような子に個別に対応しているか見てみてください。
きっと気づきがあるはずです!
疑問に思った保育者の働きかけがあったら、反省会などで聞いてみると
意図がわかって勉強になると思いますよ。^^
製作での保育者の働きかけを例にしてみましたので参考にしてください♩
見本を見せて作りたいと思えるようにする
子どもたちと同じ材料で作ることでイメージしやすいようにする
全体の指示で動けない子に対して、個別に作りかたを伝えていく
道具の使い方の確認をし、安全に使えるようにする(ハサミ等)
あとで見返したときに分かりやすいように
○担任の先生
●実習生
と、記号を書いて分けるといいですよ♩
エピソード
エピソードを書くことは、連絡ノートを書く練習にもなるはずです!
場面を詳しく書いて状況がわかるようにしましょう。
その後に子どもたちの行動から分かる考察や、感想を書きます。
エピソード記録をたくさん書いていくと、子どもたちの様子をよくみるようになり、
より詳しくその場面が説明できるようになり、就職してからもとても
役に立つことでしょう。
保護者の方は園での様子はわからないので
先生からの様子を聞くのが楽しみなはずです。
その光景が浮かぶような連絡ノートだったり、話し方をすると
より安心して子どもを預けることができると思います。
例文
「苦手な野菜を食べるMちゃん」
今日の給食のメニューで、シチューが出た。食べ終わっていく子が多い中、
Mちゃんはなかなか食器を片付けることができず、座っていたので
声をかけてみると、お皿に人参が残っていた。苦手なのか聞くと、頷いていたので
小さく切って「Mちゃんが食べられる人参さん1つだけ食べてみようか^^?」と聞くと、
1番小さい人参を選んで、食べていた。食べられたことに対し、褒めていると、
周りの子も「Mちゃん人参食べられたの!?すごい!!」と褒めてくれ
Mちゃんもとても嬉しそうだった。
このことから、周りの力を借りながら、できたことを認めていくことで
Mちゃんの自信に繋がっていくことがわかった。人参を全部食べることはできなかったが、
少しでも食べられたことを「できた」と思えるような声かけをして成功体験を
増やしていくことの大切さを学んだ。
1日の中にたくさんのやりとりがあると思うので
よく子どもたちや、先生を観察してみてください。♩
毎日書く記録はとても大変ですが、後から見返しても
勉強になることが多くあります。
どうせ書くなら、丁寧に!そして、濃い内容となるように
頑張ってくださいね。^^
そして、もう一つアドバイスをすると、帰ってきてから
すぐに書くようにしましょう!!!
一度、オフになると、記録を書くためにまたスイッチを入れるのが
大変です。帰ってきてまだ記憶があるうちに記録を書いてしまいましょう!!
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